PR動画を制作するメリットとは?
効果的な動画制作のコツや成功事例を紹介
短時間で凝縮した内容を伝えられるPR動画。動画市場が拡大する昨今では、ユーザーとの接点を持つためのツールの一つとして「当たり前」になってきました。現時点でも、多くの企業が制作していますが、これからPR動画を制作しようとする企業はまだまだ多いことでしょう。
そこで今回は、PR動画について制作する目的やメリットなどを解説。なぜPR動画を制作するべきなのかを、明確にするのとしないのとでは、目的意識が変わり、PR動画の完成度にも影響するでしょう。
●PR動画とは
・PR動画を制作する目的
●PR動画を制作するメリット
・利用者の印象に残りやすい
・他社との差別化を図りやすい
・短時間で多くの情報を伝えられる
・言語化しにくい商品・サービスでも伝わりやすい
・SNSで拡散も狙える
●PR動画の作り方の手順
●PR動画制作の三つのコツ
●PR動画活用の成功事例
・就活生向け
・面白い系
・おしゃれ系
・自治体のPR
●PR動画の制作費用
●効果的なPR動画の制作は「movring」におまかせ!
●まとめ
PR動画とは
PR動画とは企業やサービスのイメージ、製品の使用方法を視覚的に分かりやすくアピールするために制作された動画のことをいいます。モバイルデバイスや5Gの普及、動画配信プラットフォームが整備されたことにより、動画広告市場が拡大。さらにユーザー側もテキストを読む手間なく情報を手に入れられることから、動画の需要が伸びているため、企業のイメージアップや販促目的でPR動画が注目されています。
PR動画を制作する目的
PR動画を制作する目的には以下のようなものが挙げられます。
●企業ブランディング
●商品・サービスの認知拡大
●商品・サービスの販売促進
●新たなファンの創出
●採用促進
気を付けておきたいのが、一つの動画で複数の目的を立てないことです。複数掲げてしまうと、何を訴求したいのかがぼやけてしまうため、ユーザーに伝えたいメッセージが届かなくなります。そのため、企業や事業の現状を把握して、ユーザーに何を伝えたいのかを明確にしてから目的を決めるのがベストです。
PR動画を制作するメリット
PR動画に期待できる効果には以下のようなものがあります。
● 利用者の印象に残りやすい
● 他社との差別化を図りやすい
● 短時間で多くの情報を伝えられる
● 言語化しにくいことでもイメージとして伝えられる
● SNSで拡散も狙える
PR動画を上手に活用すれば、自社商品やサービスの認知拡大・売り上げ拡大、引いては自社事業を加速させられる効果も期待できるでしょう。
利用者の印象に残りやすい
商品やサービスの情報を得てすぐに行動に移す消費者はほとんどいません。例えばシャンプーにしても、「ストックがなくなったら試しに買ってみようかな」と思うだけで、購入という具体的なアクションは先送りされます。そのため、購入する段階まで商品の情報を覚えてもらっておかなければいけません。そこで効果的なのが動画です。
アメリカの国立訓練研究所が発表したラーニングピラミッドという研究結果によると、「文字」だけのコンテンツよりも、「写真や図版・動画」コンテンツの方が、2倍以上記憶に残りやすいことが分かっています。そのため、記事で商品や企業をPRするよりも、動画でPRした方がユーザーへのアプローチ方法として効果的だということになります。
また文章での訴求ではユーザーによって解釈が変わることがあり、狙った印象とは異なる印象を与えてしまう可能性も出てきます。しかし動画の場合は、映像でダイレクトにイメージを伝えられるので、狙った印象を持ってもらいやすいという利点もあります。
他社との差別化を図りやすい
昨今では、商品やサービスのコモディティ化(一般化)が進んでいるため、機能や価格での差別化が図りにくくなっています。そのため商品自体ではなく、企業のイメージを操作するPR方法に工夫を凝らす必要があるのです。
例えば同じ商品で値段も同価格帯であれば、好感度の高い企業から商品を買おうとするでしょう。その印象を操作するのに効果的なツールが動画です。前述の通り、動画は文章と比較してイメージが定着しやすい特徴があります。その特性を利用して、企業が行っている環境活動への取り組みなどをPR動画に組み込むことで、「○○○社=地球環境に優しい企業」といったブランディングがしやすくなります。
そうしたイメージは売り上げにも影響を与えるため、効果的にPR動画を利用することで他社との差別化が容易になります。
短時間で多くの情報を伝えられる
1分の動画はWeb の3,600ページにも匹敵する情報量が詰め込めるといわれており、テキストだけの記事とは天と地ほども情報量が異なります。そのため、Web記事を1ページ制作するよりも、動画を1本制作した方がはるかに多くの情報を伝えることができ、効果にも期待が持てます。
言語化しにくい商品・サービスでも伝わりやすい
例えば動作や手順などをテキスト化して説明するとなると、細かいニュアンスは省略されがちです。その結果、上手く情報が伝わらないということは多々あります。しかし、動画の場合は映像として情報を伝えることができるので、テキストだと省略されがちな細かな部分まで伝えることができます。
言語化が難しい商品やサービスでも同じく、PR動画にすることによってその商品・サービスに対するユーザーの理解を得やすいというメリットがあります。
SNSで拡散も狙える
面白い、感動した、見ていて楽しい、といったユーザーの感情を動かすPR動画はSNSで拡散されやすい傾向にあります。そして拡散が連鎖していけば、バズる(爆発的に拡散される)こともあり、そうなった場合には期待値以上の効果を得ることも可能です。テレビCMのように高額な費用を払わなくても、動画の視聴者が勝手に宣伝を行ってくれるので、これほど効果的な広告はないといえるでしょう。
PR動画の作り方の手順
PR動画を制作する手順は、一般的に下記のようになっています。
1. 目的を決める
2. 構成を決める
3. 撮影(制作)
4. 編集
5. 動画を出力してアイキャッチを設定
まず「誰に」「何のメッセージを届けたいのか」「どう思ってもらいたいのか」といった目的を決めて、メッセージが伝わりやすい構成を決めます。撮影途中でも変更案が出てくることもあるので、都度軌道修正しながら必要な映像を撮っていきます。撮影が終われば、動画を編集してアイキャッチ画像を設定します。
PR動画制作の三つのコツ
PR動画を制作する際に押さえておきたいコツは以下の三つです。
● 目的とターゲットを明確化する
目的とターゲットを決めずに制作を始めてしまうと、結局何を伝えたかったのかが分からなくなります。そのため、1本の動画を制作する時は一つの目的を決めましょう。また大雑把でもターゲットを決めてそのターゲット向けに情報を発信する意識がないと、訴求ポイントが的外れになってしまう可能性があるので注意が必要です。
● 話題にしたくなるストーリー・シナリオを心がける
ただ動きのあるだけの動画よりも、視聴者の感情に訴えかける動画の方が、SNSで拡散されやすくなります。そのため、ストーリー性のあるシナリオを心がけましょう。例えば共感を得やすい社会問題や時事問題に対して、企業コンセプトがどうつながっているのか、などを盛り込むと企業に対して良いイメージを持ってもらいやすくなります。
● 3~10分以内に収める
視覚的に情報を得やすい分、テキストを読むよりも動画を視聴する方が好まれやすい傾向にありますが、あまりに長い動画は敬遠されます。10分以上になると視聴継続率がグッと下がるので動画は長くても10分以内に収めるのがベストです。またPR動画をSNS広告として活用する場合は、動画の長さが30秒以内になるように調整するとよいでしょう。
PR動画活用の成功事例
では、PR動画をリリースして成功した事例を見ていきましょう。
● 就活生向け
● 面白い系
● おしゃれ系
● 自治体のPR
今回は上記の異なるジャンルで成功を収めている成功事例を紹介します。自社で制作するPR動画の参考にしてみてください。
就活生向け
【通信事業者】
某大手通信事業会社が制作した採用コンセプトムービーでは、リズム良く場面を切り替えながら、通信技術の発達と社会の発展のつながりを表現。今や当たり前となった「通信技術」の発達が未来の創造につながるというメッセージが込められた動画になっています。
また未来創造と社会貢献という二つの重要課題を想像させることで、この企業で働くことの意義を提供。自然と「ここで働きたい」と思わせる動画の構成になっています。この動画は2019年に公開されて以降、190万回以上も再生されていることからみても、認知拡大に大きく貢献しているといえるでしょう。
面白い系
【エンターテインメント企業】
YouTuberが面接を受けにきた就活生になりきり、面接担当者をドッキリにかけるというもの。一見YouTuberが企画したコンテンツ動画にしか見えませんが、実はこの動画は採用PR動画です。会社の公式チャンネルではなく、はなおでんがんのチャンネルで公開され、再生回数は2023年12月20日時点で425万回を超えており、多くの視聴者にリーチすることができています。
また、コメント欄には「こういう企業好き」「好感が持てる」といった書き込みが散見されるため、好感度を上げることにも成功しているといえるでしょう。
おしゃれ系
【M&A仲介業者】
某大手M&A仲介企業のPR動画では、スタイリッシュなカット割りと高級感のある映像に合わせて事業内容を紹介。仕事に打ち込む社員からは熱意が感じられるため、視聴者に「信頼できる会社」という印象を抱かせることができます。ただおしゃれ、というだけでなく、M&Aという難しい分野において必要不可欠な信頼性を、社員の仕事ぶりから伝えることに成功しているPR動画です。
自治体のPR
宮崎県小林市は、地域独特のなまりである方言を上手に活用したPR動画を制作して話題になりました。とある「フランス出身」の男性が、小林市の魅力について語っている動画ですが、男性が話しているのは全て西諸弁。視聴者からは「フランス語にしか聞こえない」という声が続出し、制作陣の「誰もが2度見る」という狙い通り、動画の後半で真実を知った多くの人が、動画を見返すこととなり話題になりました。
このPR動画の再生回数は2023年12月20日現在で322万回を突破。県内外からの来訪者の増加やふるさと納税の寄附者が増えるなど、まさにPR動画の成功事例といえるでしょう。
PR動画の制作費用
PR動画の制作費用相場は20~80万円といわれています。ただし、動画制作の費用を決める要素は数多くあるため、当然ですが依頼する割合や作業の内容によっては100万円を超える場合も考えられます。参考までに動画制作の工程とそれぞれにかかる費用の相場も紹介します。
● 企画:10~50万円
プロデューサーやディレクターをはじめとする人件費や、構成作成費用がかかります。
● 撮影:10~100万円
カメラマンや音声担当、エキストラなどの人件費や機材、スタジオの利用料がかかります。撮影が長引けば長引くほど費用がかさみます。
● 編集:5~100万円
編集作業を行う人やナレーションを入れる人などの人件費や、動画に追加する素材にかかる費用が発生。依頼する会社によっては、テロップ入れやBGMの追加など作業ごとに細かく料金設定されていることもあります。
効果的なPR動画の制作は「movring」におまかせ!
動画を制作する目的は企業によってさまざまです。しかし、プランニングやその後の配信の知識を持っていないと、動画を制作しても目的を達成することができない可能性が高くなります。movring(モブリン)では、目的に合わせて最適なプランニングを行うので、高い効果が期待できる動画を制作できます。
制作費用は1本20,000円から、WebやSNSへの配信パッケージも用意しているので、プランニングから制作、配信・効果検証まで、制作から運用まで丸投げできるのもmovringの特徴です。
低価格、だけど高品質かつ効果も期待できるPR動画を制作したいとお考えの方は、ぜひ気軽に相談してみてください。
まとめ
動画はテキストと違い、気軽に見られる上に短時間で多くの情報を伝えることができるなど、多くのメリットがあります。また映像は記憶に残りやすいため、PR動画を上手く活用できれば、事業を加速させることができるでしょう。しかし上手く活用するには、制作だけでなくプランニングや配信の知識を持っておく必要があります。自社でそういった人材がいない場合は、制作会社に依頼することになりますが、費用が高くなるのが気になるところです。
その点、movringなら、簡単・安価・スピーディーにPR動画の制作が可能です。メディアプランニングから配信・効果分析まで行い、目的達成のために最適化を図ってくれるので、安心して依頼できます。
2023.11.10